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2015年2月 3日 (火)

孫崎享氏・秘密保護法講演「社会新報」(2月4日号)掲載記事 (文:橋詰雅博)

原告団が1月15日に主催した孫崎享さんの講演について、「社会新報」(2月4日号)に掲載された報告記事をご紹介します。執筆者は、原告のジャーナリスト・橋詰雅博さんです。

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 孫崎享さんの講演には80人超が参加した。テーマは「総選挙後の安倍政権と日本の未来」。なお原告団は孫崎さんを違憲訴訟の原告側証人として申請中だ。

 国際的なジャーナリスト保護団体「国境なき記者団」の2014年報道の自由度ランキングによると、日本は13年の53位から59位と順位をさらに下げた。

 孫崎さんはその象徴的な出来事として、特定秘密保護法に対する日本外国特派員協会のルーシー・バーミンガム会長の警告を、日本の大手メディアはどこも報じなかったことを挙げた。
「会長は、秘密保護法は報道の自由及び民主主義の根本を脅かす悪法であり、撤回、または大幅修正を警告するとコメント。日本政府は会長の警告を内政干渉だとしている。従ってマスコミは報じなかったのだが、異例の重大発言を無視してしまうほど日本のマスコミの報道姿勢はおかしな方向に向かっている」

 だから安倍政権はろくに審議をせずに秘密保護法を成立させ、昨年12月に施行した。国境なき記者団も日本の順位を下げた理由として秘密保護法成立を挙げている。

 孫崎さんは秘密保護法と集団的自衛権は密接不可分の関係であると指摘する。
 「冷戦終了後、世界一の軍事力を維持するため戦争する国・米国は、90年前半から日本の自衛隊を自国の戦争で利用しようと考えていた。集団的自衛権行使の本質は米国を防衛するために自衛隊を使うことだ。イラク戦争やアフガン戦争のような場に自衛隊を使う場合、自衛隊員が死ぬ可能性があり、軍事作戦などを日本政府に通知する必要がある。高度な軍事機密だからこれを秘密として守ってもらわない米国は困る。秘密保護法によって米軍と自衛隊の一体的な軍事行動が特定秘密になる。集団的自衛権行使と秘密保護法は関連が深い」

 また、同法の法案作成を所管した内閣情報調査室(内調)について、孫崎さんはこう懸念する。
「各省庁や内調などの国家の情報機関は、国の指導者の政策を擁護する仕事がある。政策反対者の排除工作、マスコミ対策、意図的なリークなどを行う。彼らにとって指導者が優れているか否かの評価は関係ない。政策を守るためどうするかが最重要。私が長年勤めていた外務省でも政策への批判文書は外に出さず、秘密にするがルールで、国益よりも優先した。秘密保護法施行で内調や公安警察の権限が強まり、日本を支配しようとの野望を抱くようになる」

 安倍首相は祖父の岸信介元首相の政治路線を踏襲しようとしていると世間では言われているが、孫崎さんの見方は違う。
「自著『戦後史の正体』で書いたが、岸は在日米軍基地の排除に動こうとしていた。孫の安倍首相はその逆で積極的に受け入れている。世界の中で自国を守るため海外の軍隊を駐留させる国は日本だけ。在日米軍の撤退と言うと国賊扱いされる日本はおかしい」

 集団的自衛権行使容認に踏み切り、特定秘密保護法を施行させ、日米一体で戦争を目論む安倍首相は「民主主義を排除しようとしている、これが彼の正体だ」と孫崎さんは講演を締めくくった。
(違憲訴訟原告のジャーナリストの橋詰雅博)

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